57春が近くなると進級、進学を控えた子供たちの笑顔が一段と輝きを増してくる。

それぞれの道に進む子どもらの顔は、大きな期待とちょっぴりの不安を胸に抱きながら残り少ない友との語らいを惜しむように夢中で話している。

我が家にも毎年たくさんの子どもたちがやってくる。大人と話すことを恥ずかしがっていた時期は当に過ぎ、我が子のように感激してHUGしてもそれを受け入れ笑顔で返してくれる。

そして私は必ず本人と親に、おせっかいと思いつつこの言葉を伝えずにはいられない。

「今だからこそ、医療の終身の保険には考えて入っておくほうがいいよ」と保険は私がライフプランナーとして取り扱っている大事な仕事の一つだが、誰もが加入しているのにその内容をきっちり把握している人は案外と少ない。

縁起でもないことは考えたくも無いけれど、夢に向かって走り出す一方で、志し半ばで挫折し心を病み立ち止まる若者が多いのもこの年代。

以前、私が働いていたクリニックにも本当に多くの若者が進学・就活・交友関係に苦しみながらそのドアをたたいてきた。

心療内科は、昔と比べて敷居が低くなり以前より気軽に受診が出来るようになったことはとてもいい傾向と思う一方、いったん薬を処方されると医療保険に無条件で加入することがとたんに難しくなる。

加入できたとしても制約が多くなったり、保険料が高くなるのが通常だ。

保険会社はその薬が何の病気治療のために処方されたかで判別するのが難しいので、どんな目的であれその薬を処方されたという事実だけで加入条件に制限を加える。

だから、ただの偏頭痛で頓服を処方されても、その薬が脳梗塞の時に処方される薬と同じならば、加入が制限されるということがおきてくる。

「晴れた日に傘はささない」

だからこそ私は大好きな子供たちを守るために、まずは、医療保険にしっかり入ってもらい、そして安心して旅立たせてあげたい。

迎え来る社会の荒波にどんと立ち向かって進んでいってほしい。

それが、この仕事を生業とする私の使命だと思うから