先週書籍のタイトルが決まってないと書いていましたが、実はその頃一番気にかかっていたことでもありました。
 本当は、決まっていたのです。
 本を出すということが初めてなので、どういう工程で出来上がっていくのか、毎日がワクワクしつつも右往左往しています。
 出版社と2回目お会いした時に、社長(編集長)と担当者が初稿を携えてお会いすることができました。
 私の拙い文章に手を入れてもらうことは勿論覚悟の上でした。それを望んでいたくらいです。そして社長は、タイトルも考えてくださっていました。
 さくら舎の社長は、後で知ったのですがあの名作「あしたのジョー」を編集担当されていたというこの道の第一人者❣️どうやったら本が読者の目を引き、手に取ってもらえるかよくよくご存知のプロ中のプロ。
 その社長に付けていただいたままのタイトルを受け取るのが当たり前なのでしょう。
 なのに、どうしてもこころが進まないところがあり、私の中でよしとしないのです。それは、確かに目を引く言葉だと分かっているのですが、最も自分がこの本で大事に伝えたいことと、むしろ真逆のようにも思えました。
 そう思いつつも社長のオーラに何も言えるわけもなく、帰りの新幹線に乗り込みました。
 師匠のひきたさんに聞いても、「自分も意見は挟まない。あちらに任せた方が上手く運ぶから」と至極真っ当な答えが帰ってきます。
そうだよね(・・;)💦
 このど素人の私が何を言えるのだろう。こうして私のために大勢の人が既に動いてくれている。ここは大人になってお任せした方がいい。何度も思考と感情がいったりきたりしています。
 どこかに着地点はないかと、自分の原稿を何度も読み直しました。その中で西野亮廣さんのことを書いているところに差し掛かったのです。これは有名なエピソードですがニシノさんが数年前、芸人でありながらお笑いのひな壇に座らないと宣言した時、凄まじいバッシングを受けたのです。若手なのに生意気な、もう芸人として終わった、最後には色んなところでその手の衝突が起こるものですから、炎上芸人とまで言われてました。
 私はあまりその頃のニシノさんを知らないのですが、そのひな壇に立たない理由を知るとそれは真っ当な思いであるように感じました。そしてそれを反論することもなく、自分の信じる道をコツコツ続けてきたのが今の姿です。それはこれからの時代に最も必要とされるスキルとも思います。
 例え結果、私の考えがやっぱり間違っていたとしても、その責任も自分で背負う覚悟で選択をしていく連続がこれからの生き方だと。
 自分を信じ、そして信じてくれる人に誠実な自分であること。
 売れる本のセオリーから外れるかもしれませんが、根幹を曲げることはできない。
 悩んで悩んで、お手紙書いてみたり消したりしながら、最終担当者に今の気持ちを正直に電話で伝えてみたのです。
 やはり、電話でも決定権は社長(編集長)にありそのツルの一声で決まってしまうこと、そう説明受けました。そうですよねぇといいつつお願いしながら電話を切る私。
 すると、程なく担当者からメールをいただいたのです。優しいねぎらいの言葉を入れつつ電話でお話しくださった業界の事情も再度丁寧に書いてあります。
 ところが最後の結びに「それでも、山下さんの仰ってる気持ちは分かりますから、社長に提案できるよう頑張ってみます」と書いてくださってました。娘の方に年齢も近い担当者さん、私のために掛け合ってくださる❣️本当にありがとうございます
 そして数日経って、社長様から新しいタイトルの連絡を直接いただくことができました。こんなど素人の気持ちも汲み取って、忙しい中再考してくださった社長、本当にありがとうございます

筆文字が上手になりたい!


 こうなったら、私も手売りでもなんでもしてみなさんの元に届くように頑張ります❣️
 あまりの嬉しさにもう何百冊でも買い取るつもりで頑張ります(≧∇≦)
 矢吹ジョーのように、何度でも立ち上がります⁉︎
 と色々書いてすっかりご報告が遅くなりましたが、最終決まったタイトルは
「女性30代からの複業生活のすすめ」
一週23時間働き男性平均年収を超える生き方 

 どうぞみなさん、可愛がってやってください。

 本の帯には、おのころ心平先生、そして元滋賀県知事、現参議院議員 かだ由紀子先生が推薦文をくださいました。身に余る光栄で膝が震えます。
 いよいよ次は表紙デザインが出来上がってくるそうです\(//∇//)\
 最後までしっかり走り抜けます。